ちょっと書いてみてもいいですか

うつ闘病中ですが日々の中で思うことをちょっと書いています

うつ病と小さな幸せ

先日、2日ほど帰省してました。

帰省といっても、
電車移動1時間程度の
距離しか離れてないんですが、

4か月振りくらいに、両親に
顔を見せにいきました。

別に実家に帰って
何をするわけではありませんが、
テレビを見ながら談笑して
食事を共にして、
一日が終わっていくという。

そんなたわいもない時間を
すごしてきました。

帰省した感想は、
「電車移動は疲れたけど
帰省してよかった、
両親の元気な姿がみれたし、
母親の作ったカレーが
美味しかった」
というものです。

自分は簡単な数行程度で
書き終わる日記を
つけているのですが、
この帰省の感想も
もちろん日記に書きました。

話は変わりますが、
3年前の自分の、
カウンセリングでの出来事です。

担当医師が、これから毎日、
寝る前に3つその日に起きた
良かった出来事を
ノートに書いてみてと
アドバイスしてきました。

この、3つの良かったことを
書き出すというのは、
「スリーグッドシングス」
というものですね。

当時の自分には
「スリーグッドシングス」
なんて知識はありませんでしたが、
担当医師が言ってるし、
寝るまに5分くらいで
できることなので簡単、
というくらいの低い意識の中で
始めることにしました。

始めた感想は、別段楽しくもなく、
こんなことがあったなと、
一日を振り返るくらいの作業でしか
ありませんでした。

でも、今では、
一日を振り返って、
良かったと思えることを
思い返すのが楽しいですし、
一日を通して考えてみると
ネガティブなことより、
楽しかったことなど、
ポジティブなことの方が、
多いような気さえしています。

「スリーグッドシングス」を
続けてみて感じていることは、
3つあります。
①日々の小さな「よかった」に
気が付けるようになった。
②日々「よかった」ことを求め
行動するようになった。
③日々「よかった」ことを探すことで
一日中何もしなかったという
後悔がなくなった。

以上の3つです。

①日々の小さな「よかった」に
気が付けるようになった。

自分はなんでも構わず
「よかった」と思えることは
カウントしています。

例えば、
散歩で見かけたアジサイが綺麗とか、
部屋の掃除をしたとか、
3食残さず食べたとか、
読書が2ページ進んだとか、
お風呂に入ってさっぱりしたとか、
なんでも「よかった」にカウントして
しまいます。

こうすると、よかったこと3つなんて
ノルマはアッという間にクリアできて
それ以上に一日を通して
「よかった」と思えることが
たくさんあることにも気が付けます。

②日々「よかった」ことを求め
行動するようになった。

日々「よかった」ことをカウントして
よかったことがたくさんあることに
気が付くと、もっと
ないかと探すようになり、
さらには、「よかった」と
思えることを見つけに
行動し始めるようになります。

自分の場合は、散歩に出かけて、
公園の花が見ごろになってないかとか
買いものに出かけて、
美味しそうなものが
売ってないかとか、
家の周りをウロウロと
行動しちゃいます。

③日々「よかった」ことを探すことで
一日中何もしなかったという
後悔がなくなった。

これが自分にとって一番
効果が大きいかなと思ってます。

毎日、良かったことを3つ
探していくと、
何もなくて、つまらなかった
という日がありません。

もちろん、今でも気分の落ち込みで
つらい日はあります。
それでも、何もなくてつまらなかった
という日は、「よかった」ことを
探し始めてからは無いです。

一日生活していると
何かしら、「よかった」ことに
であえるので、何もせずに
一日が終わってしまったという
後悔がないのは、自分にとって、
精神も安定しますし、
安らかに一日を終えることが
できます。

うつ病と診断されてから、
ネガティブに感じることが多い中
担当医師に、スリーグッドシングスを
アドバイスされたことは、
一つの救いです。

うつ病で苦しかった毎日に
こんなにも「よかった」と
思えることがあることに
気づくことができ、
今日も、いろんなことが
あったと振り返る
楽しみを与えてもらいました。

毎日、うつ病が辛くて、
楽しいことなんてないと
思われているあなたに
是非騙されたと思って
毎日の「よかった」こと探しを
初めてほしいと思います。

これまで、身近にありすぎて
気が付かなかった
小さな幸せに
気づけるかもしれません。