ちょっと書いてみてもいいですか

うつ闘病中ですが日々の中で思うことをちょっと書いています

うつ病と退職

自分は、2022年4月末に、
仕事を退職し無職になりました。

仕事内容は、
電話にて営業をしていました。

3年前にうつ病を患い、
休職を繰り返しながら、
何とか続けてきた仕事でしたが、
ついに体力的にも、
精神的にも限界を感じ、
退職を決断しました。

退職をする際には、
メンタルクリニック
担当医師にも相談せず、
家族にも打ち明けることが出来ず、
自己判断で退職を
決めてしまいました。

もちろん、頭では、
今後の人生にかかわる大きな
決断ですので、医師や家族に
相談して決めていくのは
当然だとわかっていましたが、
心では、もうこの仕事から、
早く逃げ出したい、
楽になりたいという
気持ちの方が強く、
なかば、衝動的に退職の話を
会社に伝えた記憶があります。

そこまでして、
会社を逃げるように退職しましたが、
現実は、自分が考えたようには、
いきませんでした。

会社を辞めても、楽ににはならない。

会社から逃れても、
自由の身にはなれず、
退職したことで、
家族の事、生活・お金の事、
これから先の人生について、
様々な問題が、
自分にまとわりついてくるのです。

ひと時も心が休まることがない。

心を休めたくて、退職という選択を
したのに、心が落ち着かない時が
逆に増えた気がしました。

後から考えれば、
自分が何の計画性もなく、
衝動的に退職したことが、
根本的に誤りでした。

そこで、少し冷静になって
気持ちを整理する時間が、
必要だと思い、
1か月ほど時間をかけて、
自分を取り巻く、
問題や悩みを一つずつ
整理していきました。

先ず最初に行ったのが、
退職した事実や、
無職になり、
生活や未来に不安を
抱えてしまったことを
一人で抱え込まずに、
担当医師や家族など
周りに、報告・相談しました。

報告・相談をすることで
抱えてる不安を発散でき、
何一つ問題は解消されていませんが、
言葉にするだけで、
気持ちが楽になるので不思議です。

あとは、相談するこで、
今後の生活について
一人で抱え込まなくてもよい、
悩みも周囲に
話せるようになったことは
心の負担を軽減してくれました。

一人で悩み苦しんでいることが、
初めてうつ病と診断された時に
感じた閉塞感と似て、
どんな辛く、自分を
追い込んでいくことか
改めて感じました。

次に行ったのが、
各種行政的な手続きです、
年金・健康保険などの手続きです。

この各種手続きも、
うつ病ならではの苦しみがあり
なかなか進展せずイライラしました。

それは、各種手続きの用紙の内容が
文字だらけで、内容がさっぱり、
頭に入ってこないという問題です。
うつ病になると、集中力がもたず
読書が苦手、出来なくなるのですが、
それが、今回各種手続きの用紙で
見事につまづきました。

何をこの文章は言っているのか?
頭に入ってこない。
さらに1回の退職で、
こんなにも、変更手続きが必要なのか
というくらい何枚もの手続きの用紙と
にらめっこをしました。

さらに、苦しんだのが、
いきたい日に役所に行けない。
いこうと予定しても、
うつ病の気分の落ち込みが、
自分を襲い、家から出れない
ベッドでうずくまっている日が
何日かありました。

そんな日は、役所に行くのを
あきらめるしかなく、
一日ベッドで横になっていました。

そんなこんなで、
退職を決めた日から、
1か月くらいは、役所に
手続きにばかり行ってました。

最後は、
自分の気持ちの整理です。
衝動的に退職を決めて
実行にうつしましたが、
それは、職場から逃げたい
離れたいという一心からでした。

何の計画もなく、
ましてや、家族に相談もなく
自分自身ですら、
この行動に納得しているのか
わかりませんでした。

結果、仕事は退職でき、
職場から離れることはできましたが、
それで、心に平穏が訪れることは
ありませんでした。

家族、お金、生活と
次々に降り積もってくる悩みに
自分がとった行動は
間違っていたのではないかと
後悔の念が襲ってくる
ようになりました。

あの職場から離れなければ
自分が壊れてしまう
のではないかという恐怖と、
職場から離れたら、
今度は様々な悩みに襲われ
心が乱されていく不安に
次第に心が八方塞がりとなり、
息ができないようになりました。

そんな鬱々な日々を過ごしていた
自分が、心を落ち着けて
もう一度、気持ちを整理して
人生やり直していこうと、
考えたきっかけは、
家族やSNSで同じ境遇にいる方の
言葉やメッセージでした。

一人でずっと抱え込み、
悩んでいたら、立ち直れたか
どうか自信はありません。

家族に退職後の悩みを
打ち明けて相談し
SNSうつ病を患っている方が
頑張っている姿をみたりすると
「自分ももう一度」と
人生をやり直そうとする
気持ちが湧いてきました。

「もう一度、頑張ってみよう」と
そこから、一歩ずつ進んで、
今の自分がいます。

今の自分は、
次の仕事も6月に決まり
新しい職場で働き始めたばかりの
状況です。

将来の不安も悩みも
抱えたままですが、
それでも、退職を決めた
1か月前と比べると
心の平穏を感じる時もあり、
あの時退職してよかったと
思える時もあります。

今は、「これでよかったのかな」と

うつ病の自分にとって
人生でよい選択ができたと
思うようにしています。

 

 

うつ病と小さな幸せ

先日、2日ほど帰省してました。

帰省といっても、
電車移動1時間程度の
距離しか離れてないんですが、

4か月振りくらいに、両親に
顔を見せにいきました。

別に実家に帰って
何をするわけではありませんが、
テレビを見ながら談笑して
食事を共にして、
一日が終わっていくという。

そんなたわいもない時間を
すごしてきました。

帰省した感想は、
「電車移動は疲れたけど
帰省してよかった、
両親の元気な姿がみれたし、
母親の作ったカレーが
美味しかった」
というものです。

自分は簡単な数行程度で
書き終わる日記を
つけているのですが、
この帰省の感想も
もちろん日記に書きました。

話は変わりますが、
3年前の自分の、
カウンセリングでの出来事です。

担当医師が、これから毎日、
寝る前に3つその日に起きた
良かった出来事を
ノートに書いてみてと
アドバイスしてきました。

この、3つの良かったことを
書き出すというのは、
「スリーグッドシングス」
というものですね。

当時の自分には
「スリーグッドシングス」
なんて知識はありませんでしたが、
担当医師が言ってるし、
寝るまに5分くらいで
できることなので簡単、
というくらいの低い意識の中で
始めることにしました。

始めた感想は、別段楽しくもなく、
こんなことがあったなと、
一日を振り返るくらいの作業でしか
ありませんでした。

でも、今では、
一日を振り返って、
良かったと思えることを
思い返すのが楽しいですし、
一日を通して考えてみると
ネガティブなことより、
楽しかったことなど、
ポジティブなことの方が、
多いような気さえしています。

「スリーグッドシングス」を
続けてみて感じていることは、
3つあります。
①日々の小さな「よかった」に
気が付けるようになった。
②日々「よかった」ことを求め
行動するようになった。
③日々「よかった」ことを探すことで
一日中何もしなかったという
後悔がなくなった。

以上の3つです。

①日々の小さな「よかった」に
気が付けるようになった。

自分はなんでも構わず
「よかった」と思えることは
カウントしています。

例えば、
散歩で見かけたアジサイが綺麗とか、
部屋の掃除をしたとか、
3食残さず食べたとか、
読書が2ページ進んだとか、
お風呂に入ってさっぱりしたとか、
なんでも「よかった」にカウントして
しまいます。

こうすると、よかったこと3つなんて
ノルマはアッという間にクリアできて
それ以上に一日を通して
「よかった」と思えることが
たくさんあることにも気が付けます。

②日々「よかった」ことを求め
行動するようになった。

日々「よかった」ことをカウントして
よかったことがたくさんあることに
気が付くと、もっと
ないかと探すようになり、
さらには、「よかった」と
思えることを見つけに
行動し始めるようになります。

自分の場合は、散歩に出かけて、
公園の花が見ごろになってないかとか
買いものに出かけて、
美味しそうなものが
売ってないかとか、
家の周りをウロウロと
行動しちゃいます。

③日々「よかった」ことを探すことで
一日中何もしなかったという
後悔がなくなった。

これが自分にとって一番
効果が大きいかなと思ってます。

毎日、良かったことを3つ
探していくと、
何もなくて、つまらなかった
という日がありません。

もちろん、今でも気分の落ち込みで
つらい日はあります。
それでも、何もなくてつまらなかった
という日は、「よかった」ことを
探し始めてからは無いです。

一日生活していると
何かしら、「よかった」ことに
であえるので、何もせずに
一日が終わってしまったという
後悔がないのは、自分にとって、
精神も安定しますし、
安らかに一日を終えることが
できます。

うつ病と診断されてから、
ネガティブに感じることが多い中
担当医師に、スリーグッドシングスを
アドバイスされたことは、
一つの救いです。

うつ病で苦しかった毎日に
こんなにも「よかった」と
思えることがあることに
気づくことができ、
今日も、いろんなことが
あったと振り返る
楽しみを与えてもらいました。

毎日、うつ病が辛くて、
楽しいことなんてないと
思われているあなたに
是非騙されたと思って
毎日の「よかった」こと探しを
初めてほしいと思います。

これまで、身近にありすぎて
気が付かなかった
小さな幸せに
気づけるかもしれません。

 

うつ病と復職「失敗と5つの原因」

自分は休職からの復職を
失敗しています。

長い人生において
何をもって失敗とするかは
人それぞれかもしれません。

ここでは、長い休職後、
復職できずに退職したことを
失敗としますね。

自分が休職をした理由は、
うつ病の治療のためでした。
期間は合計して1年と3か月です。

その1年と3か月の間に
2度復職にチャレンジしましたが
いずれも失敗してしまいました。

復職に当たっては、
担当の医師とも話しあい、
復職の時期や、勤務形態の変更等
会社にも相談に乗ってもらいながら
行っていったのに、
退職という結果に、
悔しいという思いもあります。

何故、自分は復職できなかったのか?

今回は復職できなかった理由を
当時を振り返りながら、
考えてみたいと思います。

目次

 

原因1・まだ早かった復職

1回目の復職は、
うつ病と診断されてからすぐに
休職にはいり、それから1か月後に
チャレンジしました。

うつ病の症状の一つであった。
睡眠障害も薬を服用すれば、
睡眠時間を確保できるように
なりました。

規則正しい生活を心がけた結果、
休職中は気分が落ち込むことも
少なくなり、うつ病が治ったと
自分では思っておりました。

これなら、仕事に戻れると考え、
担当の医師に復職の希望を伝え
早々に会社と連絡をとり、
復職の準備を始めました。

会社と話し合った結果、
休職まえと同じ部署、
同じ仕事内容で
戻ることにしました。

自分の中では、うつ病といっても
たった1か月のブランクです。
直ぐに仕事に戻って、
今までみたいに
バリバリ仕事するぞと
意気込んでいたのですが、
何かがおかしいのです。

同じ仕事内容のはずなのに、
結果が出せない。
出社はするけれど、
仕事に臨もうとする気分になれない。
仕事に集中できないなどの
以前の自分とは
どこか違和感があるのです。

今おもえば、
これらの違和感の正体は、
集中力の低下や記憶力の低下、
興味が薄れるといった、
すべてうつ病の症状だったのです。

ですが、うつ病になって1か月程度、
うつ病に対する経験値、
認識が少なかった自分には、
うつ病が治っていなかったなんて
思いたくもなかった。

うつ病の本などには、
うつ病は軽ければ、2・3週間で
改善がみられると書かれており、
自分も薬の服用から、
1か月が過ぎ体調も良かったので、
治ったものと思い込んでいました。

ですが、自分のうつ病は、
簡単には、治ってくれませんでした。

薬を変えたり、増やしたりの
試行錯誤をしながら、
2か月ほど勤務を続けましたが、
3か月目には、仕事もまた
休みがちになり、気分の落ち込みも
ひどくなる一方で、
再び休職となりました。

原因2・減らせなかった勤務時間

2回目の復職チャレンジは、
1回目の失敗から、
十分に療養時間をとった、
1年と2か後になります。

今回は、会社とも十分に話し合い
部署変更と夜勤だった勤務を
昼の時間帯に変えて臨みました。

休職の間に、本で復職への
成功体験談などを読んだり、
担当医師と話し合い、
なるべく仕事から受ける
ストレスを減らす方向で
復職の調整を図りましたが、

どうしても、
調整がつかなかったのが、
勤務時間・拘束時間でした。
復職し始めは、仕事に慣れるまで、
本来の勤務時間の
半分くらいまで減らして
ほしかったのですが、
その希望は通りませんでした。

その結果、他の従業員と同じ、
勤務時間・拘束時間で
復職直後からフルタイムでの勤務と
なってしまいました。

長時間の時間的拘束が、
復職して間もない自分には
かなりのストレスとなりました。

原因3・部署変更の失敗

復職に当たって、
部署移動をお願いしたのは
前述いたしましたが、
結果的にこれが良くなかった。

部署の変更をお願いし、
会社も聞き届けてくれた
所まではよかったのですが、
配属されたのが、
少数精鋭でやっているような
部署でした。

一人で、何役もこなすような
仕事内容に、なかなか
慣れることはできませんでした。

自分でいくつもの仕事を
終わらせないといけないという
プレッシャーに押しつぶされながら、
また、仕事も上手くこなせないことに
ストレスをため込んでいきました。

原因4・誰にも相談できなくなった

復職に際して、
いろいろ相談していたのに
退職する間際には、
会社にも担当医師にも
何も相談できなくなっていったのも
復職失敗の原因かと思います。

2回目の復職から、
3か月経過したころには、
新しい配属先での慣れない仕事に
ギブアップ寸前でした。
ですが、会社には、
自分がギブアップ寸前で、
仕事を変えてほしいなど
相談することが
出来なくなっていました。

あれだけ、復職にあたり
自分から異動の希望をだしておいて
満足に仕事ができない、
会社の希望にこたえられない、
という負い目を強く感じていて
自分から新たに何かお願いできる
立場ではないと感じておりました。

結果、長い拘束時間、慣れない仕事は
以前勤務していた環境よりも
自分にとっては、ストレスを感じる
場所であったにも関わらず、
我慢するしかなかった。

ましてや、休職させてくださいとは
言える心境ではなかったのです。

自分のなかでは、
ここで弱音を吐いたら
それは甘えだと会社から思われ
解雇もありうるのではと
勝手に思い込んでいました。

担当の医師にも、
会社で我慢しながら
仕事していることは、
この時は言えず、
「順調に仕事してます。」とだけ
つたえていました。

ここが、退職への
ターニングポイント
でした。

何とか3か月、我慢しながら、
勤めていましたが
4か月目には、会社へ行くのも、
だんだんと気力がわかず、
休みがちになりました。

そして、自分はこの会社には、
いても居なくても、
どうでもよい人間に違いないと
勝手に思うようになり、
退職の選択をしたのです。

原因5・ストレスを発散できなかった

仕事でのストレスを
発散できなかったことは
退職を速めた原因かと思います。

慣れない仕事で抱えたストレスを
あの時の自分は、
ベッドで横になることでしか
ストレスを発散する方法が
なかったです。

休日には、遊びに行く元気もない、
外に出て何かする興味もない
ただ寝ることに時間を費やし
休日を浪費してまた仕事にいくを
繰り返しておりました。

ただ、ストレスを発散するにも
うつ病で、物事への興味も薄れ
趣味を楽しめない事実があったのも
ストレスを発散することが
出来なかった要因として
あるかと思います。

まとめ

自分は、復職に当たって、
うつ病の症状がおさまり
体調が戻りさえすれば、
簡単にできるものと
思っておりましたが、
現実にはとても困難が
伴うものでした。

まず、体調が良くても
うつ病が治ったわけ
ではないということ、
うつ病はそんな短期間に
治らないということが
当時の自分にはわかって
いなかった。

復職を考えるならば、
うつ病を抱えた自分が
どうすれば、仕事を
続けていけるかを
考えなければ
いけなかったのです。

 

 

うつ病と自己肯定感

自分は、自慢ではないが、
その辺の人たちより
断然に、明らかに
自己肯定感が低い自信が、
あります。

ほぼ365日、
1年を通して、
他の人たちと比較して
自分はダメだ、劣っていると
ため息をついてばかりです。

これまで、自分の人生の大半を
自己肯定感とは、
縁遠い生活をしてきました。

まず、容姿です。
とてもイケメンとは言えない
そのルックスに、自己肯定感は
下がりっぱなしです。
他人と比較しては、
下を向いて歩いてばかりいます。

次に、何をやっても要領が悪く
手際の悪い仕事っぷり、
同僚たちは、難なくこなす仕事でも
自分は、あたふたするばかりで、
周りと比較しては、
肩身の狭い思いをしてました。

遊びでも、街に出れば、
オシャレに着飾った若者たちが、
楽しそうにショッピングしたり
食事したりしている姿を見ると
自分は、何も楽しめてないと
うつむいてしまいまいます。

それは、自分の家でも変わりません。
オシャレな写真や楽しそうな動画を
SNSで見かけるたびに、
家でゴロゴロしている自分と比較して
情けなくなってしまします。

そもそも自己肯定感とは、
次のように書かれています。

自己肯定感とは、その言葉の通り「ありのままの自分を肯定する感覚」のことです。
他者と比較することなく、自分自身が「今の自分」を認め尊重することで生まれる感覚であり、物事を前に進めるための原動力となります。

自己肯定感とは?低い人の特徴と高めていく方法|グロービスキャリアノート

 

自己肯定感とは、「自分の存在には価値がある」「自分自身に満足できている」と自分の価値や存在意義を肯定できる、自分自身を認め尊重できる感覚のことです。

 

自己肯定感とは?高い人・低い人の特徴や注意すべきポイント|GroWomen Leaders

 

そこには、

「ありのままの自分を肯定する」
「今の自分を認め尊重する」
「自分の存在に価値がある」
「自分自身に満足できている」

などの文言が並んでますが、
自己肯定感の低い自分には、
一つも響いてきません。

なんせ、365日、他人と比較して
落ち込んでいるのですから。

そして、自分はさらに
自己肯定感を低くする、
スキルを身に着けることになります。

それがうつ病です。

うつ病は、自己肯定感の低い自分を
さらに低くする。
破壊力のあるスキルでした。

長年、他人と比較して
落ち込んでいた自分の能力を
うつ病がさらに下げてくるのです。

気分の落ち込みや、
しんどくベッドから起き上がれない、
お風呂も億劫で入れない等
うつ病になる前は当たりまえに
出来ていたことが、
それすらも出来ない状況に
泣くしかありません。

こうなると主戦場も変わってきます。
これまでは、他人と比較して
自己肯定感を低くしてましたが、
うつ病を患ってからは、
過去の自分と比較して
これも出来なくなった
あれも出来なくなったと
自己肯定感が低くなるばかりです。

とても、今のうつ病になった
自分を受け入れることは出来ないし、
うつ病である現在の自分に満足など
出来るはずがありません。

では、自分の自己肯定感は
どうなってしまうのだろうか、
もともとの性格で、
自己肯定感の低いところはさておき、
うつ病になったら、
自己肯定感は低いままなのだろうか?
高めることはできないのだろうか?

書籍などみると、
自己肯定感を高めるには、

「自分を認めてあげる」
「今の自分としっかり向き合うことが大切です」

などとかかれています。

つまり、うつ病である自分は、
自分というものと向き合い、認める
ためには、うつ病そのものと対峙する
必要があるようです。

うつ病を抱えた自分」というものを
肯定し、認め尊重し、
その自分に満足できるか?

うつ病は、うつ病を患った者に
とても大きな課題を
投げかけてくるものなんですね。

改めてうつ病の怖さが
身に染みております。

 

 

うつ病と居場所

人生において、
自分の居場所があることは、
とても重要だと思います。

自分のリラックスできる、
くつろげる場所があるという
意味だけでなく、
自分の存在意義を認識できる
場所という意味で、
重要だと思うんです。

うつ病になり、
とかく生き辛さを感じております。

それは、仕事、遊び、
交友関係、趣味と多岐にわたり、
昔より出来なくなった、
楽しめなくなった、
没頭できなくなったと
感じる場面が多いからです。

そのような、
何もできなくなったと
感じる気持ちが、
自分のテリトリーというか
居場所を奪っていったのです。

例えば、自分は、
旅行に、映画鑑賞に、読書と
趣味に生きがいを感じておりました。
しかし、うつ病となった現在、
それらの趣味に
没頭することはありません。
これまで楽しんでいた趣味は
自分を疲れさせるものでしか
なくなりました。

趣味と同様に仕事も、
うつ病を患う以前と
同じようには働くことが出来ず、
休むことも多くなり、
自分が職場にしがみついているより、
むしろ自分なんて
いない方がよいのではと
考えるようになり退職しました。

交友関係も然りです。
うつ病の苦しみが、
友人といえども
理解してもらえず、
自分から友人関係を
断っていくようになりました。

こうして、うつ病と診断を受け、
うつ病と生活を共にし、
「やりたくても上手くできない」
「やろうと思っても体が動かない」
「楽しもうとしても楽しめない」
というジレンマを
何回も経験することで、
少しづつ自分の居場所を
失っていきました。

朝、散歩などしていると公園で、
又、食事をとろうと入った喫茶店
楽しそうに会話に花を咲かせている
方々を目にします。

夜、繁華街を歩いていると
仕事終わりでしょうか?
スーツを着た方々が居酒屋へと
入っていく光景が目に入ります。

ただただ、その光景を
羨ましく眺めております。

きっと目に映る方々にとって
会話に花が咲く仲間や
居酒屋に飲みに行く仲間は
かけがえのない存在なのだろうと
そしてそこが居場所なのだろうと
思ってしまいます。

そんな場面に遭遇すると、
自分には、もうどこにも
居場所などないのだろうかと
改めて考えてしまいます。

うつ病と診断されてから
3年が経過しました。
うつ病とともに生活することには
いまだ、慣れません。

気分が落ち込めば辛いし
動きたくても動けないときは
苦しいです。

でも、辛い、苦しいと、
思ったり、言い続けるのにも
いい加減うんざりしてきました。

そろそろ、自分が
自分らしくいられる場所を
気の休まる場所を
探してもよいのではと
思い始めております。

誰かが、邪魔をしているわけでは
ありません。
これまで、自分で居場所を
探そうとしていなかっただけです。

探し始めればすぐ
見つかるような気もしますし、
無ければ作ればよいのです。

どんな小さなスペースでも
かまいません。
自分の居場所を見つけて
いくことが、
うつ病と付き合っていく
カギになると
今は信じています。

 

 

うつ病とSNS

うつ病になってから、
Twitterを活用し始めました。

うつ病になる以前も
Twitterには登録しており
有名人の発信した内容などは
眺めていました。

この眺めていたというのが、
実際のところで、
別にいいねと共感するわけでもなく
どんどん画面をスクロールさせては、
芸能人等が発信しているのを
見てるだけの利用でした。

それが、今では、
自分でも発信するようになりました。
内容は簡単なものばかりで、
その時に思ったこと、感じたことを
1行2行の文章にして、
発信するだけです。

でも、この簡単な発信が、
今の自分の心の支えになっています。

例えば、今日は気分が落ち込んでます
夜、あまり眠れませんでした。など、
リアルタイムの自分の思いを
言葉にして吐き出すだけで、
心がすーっと落ち着くから
不思議です。

振り返ってみれば、
うつ病になってから、
自分の心の思いを
リアルタイムで話す経験は
ほとんどなかったように思います。

まず、自分の心の内をさらけ出して
話す相手がいませんでした。

日常会話をする相手はいても、
自分の思っていることや
感じていることを
伝える相手は、自分の周りには
いません。

家族や友人はいても、
やはり、うつ病である自分と
うつ病でない人という風に
どこかで一線を引いてしまってます。

その点Twitterなら、
自分と同じく、うつ病での
苦しみを共感できる人たちを探し、
1,2行の文章でも、
うつ病の辛さを共有することが
できます。

この共有、共感がとても大切で、
自分が求めていたのは
これだったんだと感じております。

うつ病になった3年前から
感じていた、疎外感や
孤独な感じを、
このTwitterでの、
名も知らぬ仲間とのつながりが
払拭してくれました。

今や、このTwitterで、
思いを発信することは、
心のストレスを発散する
大切な生活のルーティンと
なっております。

 

 

うつ病と仕事

うつ病を患っていても
生活はしていかなければ
なりません。

生活をしていくために
どのように収入を得ていくか
そこが悩みどころです。

では、実際にうつ病
診断された自分が、
どのように考え、行動したか、
ちょっと書いてみますね。

目次

 

今の仕事をどうするか?

うつ病で悩んでいるのに迫られる選択

うつ病と診断されて、
それだけでも精神的に
追い詰められているのに
そのうえ、生活・収入の事も
同時に考えなければなりません。

つまり、仕事と
どう向き合っていくかが
うつ病と診断された直後から
矢継ぎ早に問われることになります。

自分の場合は、
自分のうつ病の要因が、
仕事のストレスから
来ているのではないかとの
診断があり、
仕事を続けていくうえで
仕事とどう付き合っていくか
3つの選択肢を考えました。

仕事と付き合っていく3つの選択肢

  • 休職する
  • 勤務内容を見直す
  • 退職・転職する

この3つです。
自分の独断では決められないので、
会社と話し合いや調整が必要です。

うつ病で苦しんでいる時には、
大きなエネルギーのいる
作業になりますが、
うつ病の症状や、
仕事でストレスのかかっている事など
会社と話し合うことが重要です。

最終的にあなたが、
どの選択をしたらよいか
それは、担当の医師とも
よく相談されて
今後の仕事に対する方針を
決めることが大切です。

3つの選択肢を会社と話し合う

自分がどのような行動をとったか
具体的に書いていきますね。

休職

自分の場合は、
うつ病になりました、
即、休養が必要と
診断されましたので、
そのまま、診断書を会社に
提出し、休職にはいりました。
期間は1年3か月です。

休職の必要可否については
医師の判断によるところで、
会社もその診断に沿って
対応したという感じがしますが、
休職期間については、
毎月の会社との連絡に於いて
体調等を相談し、
休職期間を延ばしていきました。

休職中の収入についてですが、
これは、自分の方から、
傷病手当金の適用を会社に話して、
手続きをいたしました。

傷病手当金についての
詳しい説明はリンクを
張っておきますね。

www.tjk.gr.jp

勤務内容を見直す

実際にストレスがかかっていた
仕事内容や勤務形態を会社に伝えて
会社に自分が仕事を続けられるように
協力を求めた部分です。

まず、部署移動をお願いしました。
自分の配属先は、簡単にいうと
電話オペレーター的な仕事で、
ここで電話注文やお問い合わせ、
クレーム対応までしておりました。

この電話がひっきりなしに鳴る状況に
強いストレスを感じていましたので、
移動のお願いを会社にしました。

これが認められると、
次に、勤務時間について
相談しました。

夜勤だったものを
昼間の勤務時間に変更、
シフト制で不定休で
出勤していたものを、
休みの日を固定し、
規則正しい生活リズムで
生活できるよう
協力を求めました。

退職・転職をする

最後の手段です。
休職したり、労働環境を整えても、
ストレスが軽減されず、
うつ病の症状で苦しむようでしたら
考えてもよいのではと思います。

仕事との付き合いをバッサリ絶ち、
無職になるというのは、
収入が0になってしまうことですから
生活をしていくうえで
相当なストレスがかかってきます。

退職を考えるさいは、
一度立ち止まって、
よくよく考え抜いたうえで
行動することが肝心かと思います。

うつ病と仕事の付き合い方

うつ病と仕事の両立

うつ病の症状を抱えながら、
仕事も続けていくというのは、
相当、大変なことだと実感してます。

まず、うつ病になったことを
公表し、仕事を続けるために、
協力を求めなければなりません。

協力を求めるには、
職場のメンバー全員に
うつ病の事を知ってもらうことが
大事になってきます。

中には、うつ病のために、
色々と会社が協力的に動くことに
また、休職をしたりすることを
疎ましく思っているメンバーも
いるかもしれません。

でも、うつ病であることを
会社のメンバーに伝えず
隠し続けながら、
仕事を続けていくことは
実際、難しいです。

上司、同僚、後輩。
ともに仕事をする仲間には、
うつ病にについて、
知ってもらうことが、
うつ病と仕事を両立できるか
どうかのポイントになると
思います。

まとめ

自分は、うつ病と仕事の両立を
めざしましたが、
うつ病発症当時に勤めていた会社は
3年後に退職しております。

自分のために、いろいろと
協力してくださった上司や会社には
とても感謝しております。

ですが、仕事を続けることは、
できませんでした。

仕事が続けられなかった
理由については、
職場だけの問題ではなく、
日々の生活リズムや、
休日の過ごし方や、
ストレスの発散の仕方等、
反省するべき点が、
あったかと思います。

うつ病と仕事の両立は、
うつ病と診断された者には
生活を続けていくうえで
大きなテーマだと、
考えさせられます。