ちょっと書いてみてもいいですか

うつ闘病中ですが日々の中で思うことをちょっと書いています

うつ病と甘え

うつ病をネットで検索していると

よく目にするキーワードが、

「甘え」ということばです。

うつ病は甘えだという意見も

あることがわかります。

 

病院関係者のネット記事などを見ると

うつ病による症状は「甘え」と

見られがちですが

そうではなく「病気」なのだから

辛い時は休むべきだと記載してあります。

 

うつ病である自分にとって、

この「甘え」という言葉は、

否定できない部分もあり、

自分のうつ病の症状に疑いをもち

そういう甘えの気持ちもあるのかなと

思うこともあります。

 

例えば会社を体調が悪くて休むとき

風邪とかであれば、

高い熱が出てるので会社に行けないから

休みをとるなどの明確な休む根拠があり、

自分でも自覚できているのですが、

うつ病で体調が悪い時は、

ベッドから起き上がれないほどの

倦怠感があっても、

それを会社に伝えたとして、

果たして自分の症状・状態は

会社に伝わって理解されてるのか、

いつも不安でした。

だって、つらいと伝えている

当人でさえ自分の症状に

確信はなく半信半疑で

常に話しているのですから。

 

会社に「うつ病でつらいんです」と

訴えていても、

自分の心の片隅では、

仕事が嫌だから、ストレスが高まるから、

仕事を休みたくて、

体が都合よく拒否反応を

出しているだけなのではと

自分の体を疑ってみていることも

ありました。

 

それは、1年3か月の休職に入るときも

同じ気持ちでした。

病院から診断書をもらって、

会社と話しをしていても

やっぱり心の片隅では、

自分の体が仕事を休みたいから、

タイミングよく体調を崩しているのだと。

診断書という先生からの

「あなたは休みが必要です」という

宣告をうけても自分の体の事が

信じらませんでした。

 

「甘え」とは辞書的な意味で、

「人の好意をあてにする気持ち。」

とあります。

「甘える」とはこの場合、

「 相手の好意に遠慮なくよりかかる。

また、なれ親しんでわがままに振る舞う。

甘ったれる。」という意味です。

自分のうつ病に対して半信半疑な気持ち、

うつ病の症状が自分の都合の良い時に

発動しているだけなのでは」

という気持ちをもったまま

会社から休みの許可を得られたので

休職するという行為は、

「甘えてる」と取られても言い返せません。

 

自分は、この「うつ病は甘え」という意見を

否定はしません。

ただ、周囲の人たちから見て

「ただの甘え」と取られてしまうのかどうかは、

自分のこれまでの生活態度や

仕事ぶりをみて判断されるところ

だとは思います。